こんちゃーっ、めなたこです。
金魚すくい、難しいですよね! すっとできる人かっこいい! 外国人に英語で道案内できるくらいかっこいい!
なんでそんなにほめたたえるのか。

……私の、数少ない特技だからだよお。
自己肯定させとくれよー。
ちなみに最高記録は500匹くらい。ありえないくらいポイ(金魚をすくう、持ち手つきの紙のことです)が分厚い店があって。でも、基本的にどこでも10匹くらいはすくえます。
問わず語りは置いといて。
金魚すくいの屋台を渡り歩いてきた(見たらやる程度だけど)私が、体得した金魚すくいのコツを全部お教えします。スーパーボールすくいにも使えるよ。
ぜひ最後まで読んでみてください!
金魚すくいの基本! ベーシックなすくいかた
まずは基本のすくいかたから、画像でどうぞ。

普段金魚すくいをしているときの手の動き、こんな感じ。3番と4番の間は、もうちょっと角度が急かも(お椀を近づけていた場合)。
金魚すくいでは、いかにポイ(紙)が破けない工夫をするかがカギです。
ここでのコツは、
- ポイを水中に入れたり出したりするときは、必ず斜めに
- 水中では、地面と平行にポイを動かす
- ポイを入れた時点で金魚が逃げたら、深追いせず水から出す
- お椀は近くに寄せる(手で持って傾け、お椀の縁を水面に近づけるのがおすすめ。ただし完全につけてしまうのはルール違反)
この4つ。

ちなみに私は、ポイを全部水につけません。ポイの左半分だけで、図の動きをやってるの。
「ポイを全部水につけたほうが、結局は破れにくい」という説もあるんですけど……「それは競技用のポイだけ」って説もあるんです。金魚すくい屋のおっちゃんか誰かが言ってました。
金魚すくい屋のおっちゃんが適当言ってた可能性もあるので、どっちが正しいのか、いつかハッキリさせたいです。
ターゲットの金魚をしっかり選んですくうべし
金魚の選び方にも、ちゃんとコツがありますよ。
基本的には、
- 水面で口をパクパクさせている金魚(ポイを水中深くにひたさなくていいから)
- 小さい金魚(重みでポイにダメージを与えないから)
- 元気が良すぎない金魚(跳ねるなどしてポイを破かないから)
がすくいやすいです。

ただし、小さすぎる金魚は狙わないように!
小さすぎる金魚は、体格のハンデを元気で補い、お祭りの間中逃げ回っていたパワータイプかもしれません。
私はこのタイプに何度か紙を破かれてる。
あと、余裕があれば、
- 手が届く場所にいる金魚(変な体勢ですくわなくて済むから)
- 利き手のほうを向いている金魚(頭からすくうと逃げられにくいから)
- 白い粒などの汚れがない金魚(病気にかかっていないから。ただし同じ水槽に病気の金魚がいると、後々発症する可能性も)
を選ぶとさらにいいですよ。
金魚すくいのコツ 初級編(すぐに気をつけられる技)
金魚すくいの基本テクニックがわかったところで、細かいコツに移りたいと思います。
まずは、すぐにでも気をつけられるポイントから。
ポイは表を使え
ポイ(金魚をすくう紙)って、表裏があるんですよ。
よく見ると、片方の面では、枠が盛り上がっています。それが裏。表側は、枠の上から紙が貼られているはずです。
そして、金魚すくい界では、表を使ったほうが破れにくいと言われています!
おそらく、裏面に水が乗ると、紙を剥がす向きに力がかかってしまうから。あるいは、水がたまりやすいからかと。

……ごめんなさい、調べた限り諸説あって。
ただし。
これだけは言えます。スーパーボールすくいのときは、裏の段差に引っかけるほうが取りやすい!
紙を張り替えてリサイクルできるポイを使っている、子供会などのお祭り屋台では特に有効。リサイクルポイは段差が大きいんです。
金魚すくいにおいても、少なくてもいいから確実に金魚を取りたい場合、裏で引っかけてみるのがいいかもしれません!

個人的には、ポイの左の方ですくうのがやりやすい(右利きです)!
表を使う→左に穴が開く→裏を使う って感じだよん
影のあるところで動かず待つ
金魚は、影に集まる性質を持ちます。屋台のうち、日の当たらない場所が空いていたら、陣取ってしまいましょう!
あるいは、太陽を背にして、自分の影に金魚が寄ってくるのを待つのもいいですよ。その場合は、なるべく動かないのがコツです。

ちなみに、金魚がどんどん自分の方に来るのを見ると、めちゃくちゃ癒されるのぢゃ……!
もちろん、ポイを水につけると、ある程度は逃げてしまいます!
また、水槽にひざなどをぶつけて金魚が散ってしまうこともよくあります(私が)。注意してください!
金魚すくいのコツ 中級編(少しすくえるようになったら)
基本のすくいかたと初級編で、1~2匹すくえるようになったら、さらなるコツを試してみてください。
ちょっとすくえるようになってきた人向けの中級編、どうぞっ。
金魚は前からすくう
金魚の選び方のコツを紹介するときにも書きましたが、金魚は前からすくったほうが逃げられづらいです!
頭からすくうと、金魚としては逃げるために方向転換をしなければいけません。逃げるタイミングが少し遅れるんです。
金魚すくいが得意だと言ってはいけない
少しすくえるようになったとしても、金魚すくいの屋台の前で

オレっち金魚すくい得意なんだよネ(ドヤ)
なんて言ってはいけません!
なぜなら、店によっては、「金魚すくいの得意な人には薄い紙を渡す」という方針を取っているからです(ネット情報ですが)。
金魚すくい用の紙・ポイには、さまざまな厚さがあります。分厚いのは、4号や5号。他に5.5号・6号・7号があり、数字が大きいほど薄い紙が使われています。知らないだけで他にもあるかも。
個人的には、屋台で使われているのは6~7号というイメージですね。屋台のおっちゃんの周りに置いてある、ポイの箱に書いてあります。箱を見て店を決めろ! って書いてあるサイトもありますよ。

ただ、見えない店けっこうあるから注意! 無理に見ようとすると怪しまれて薄いポイ渡されるかも。わかればラッキーぐらいの気持ちで見よう。
さらに個人的なことを言うと、「この会社のポイだといい記録出るよな~」っていうジンクスが存在します。ポイを作ってる会社によって、同じ号数でも紙の厚さが違うのかもしれない。
金魚すくいのコツ 上級編(ガチでやりたい人向けの技)
金魚すくいが楽しくて仕方なくなってきた人。お待たせしました、ガチなテクニックです。
お祭りでは飽き足らず、全国大会(あるんです)を目指したい人には必須の技ですよ。もちろん、お祭りでもめちゃくちゃ使えます。
金魚のしっぽをポイから外す
金魚のしっぽが紙を叩くことで、紙が破けてしまうケースは多いそうです。慣れた人は、金魚の胴体だけをポイに乗せ、しっぽを枠の外に出してすくってしまいます。
金魚の頭の方からポイを水につけ、上半身だけをポイに乗せるイメージですくうとうまくできますよ!
ポイから水を落とす
金魚を水から出すときポイを斜めにすることで、水をポイから落とすことができます。
この技をマスターすれば、ポイに余計な負担がかからなくなるため、たくさんすくえるようになりますよ!
うまく水を切れると、金魚がポイの上にぴったり貼りついたようになります。こちらの動画がわかりやすいです!
金魚すくいができる環境を整え、練習する
えっと……これ、言っちゃったら元も子もない気がしますが。

練習しよう!
私も、小3ぐらいまでは金魚すくいが下手で下手で。大好きだったんですけど、毎回0匹で泣いていました。
ただ、たまたまリサイクルポイが家にあったんですよ。それに半紙張って、1日か2日練習しました(ティッシュだと分厚すぎたので、半紙。ただしティッシュによってはちょうどいい厚さだったりするらしい)。
次のお祭りの金魚すくい、15匹(だったはず)。
練習、必須です。
金魚ポイ、個人でも買えます。昔サンタさんにもらったことあるもん。

クリスマス当日にパソコンつけたら、検索履歴に「金魚ポイ」って出て「あ、親だ……」ってなったもん。
調べてみたら、厚みの違うポイのセットが見つかったので貼っておきますね。
リサイクルポイはこちら。金魚のおもちゃとのセットが見つかりました。
お風呂に少しだけ水を張ってスーパーボールや金魚のおもちゃをぶちこみ、風呂桶の中で水遊びがてらスーパーボールすくいができるようにすると、子どもが喜びます。というか、小さかった私が大好きでした、それ。

イヤッハー
あるいは、年中金魚すくいができるお店に行くとか。知っている限りでは、浅草と東大の近く(休日限定)と奈良県大和郡山市にあります。
金魚を持ち帰るときのコツ
金魚すくいをすると、金魚、もらえます。もちろんもらえます。すくえなかったとしても、くれる場合が多いです。
というわけで、金魚のお持ち帰りのコツ、お伝えします。

金魚すくいの金魚=すぐ死ぬ、っての、あれウソよ。
金魚すくいは最後にやること
金魚をもらう袋の中は、金魚にとってあまりいい環境ではありません。長く入れておくと、金魚が弱ってしまいます。
そうでなくても、水の入った袋を持ってお祭りを物色するのは面倒ですよね。
そこで、金魚すくいは帰り際にやることをおすすめします!

金魚と人、両方のためです。
(ただし、「すぐに」といっても、家に帰った瞬間水槽に放すのはよくありません。袋ごとしばらく水槽につけ、水の温度を合わせてから放すのが理想です。これを「水合わせ」といいます。)
水道水をそのまま使わない
水道水には、消毒のため、金魚にとって有害な薬品が混ぜられています。
薬品を抜く処理をせずに使うと、金魚が死んでしまうことも。
- バケツなどに汲んで、しばらく(我が家では1日以上)外に放置する
- カルキ抜き(水道水の薬品を無効化する薬)を混ぜる
などの処理をして、薬品が残らないようにしましょう!
カルキ抜きはホームセンターやペットショップなどで買えますよ。もちろんネットでもOK。

金魚以外の魚を飼うときも、水道水はそのまま使っちゃダメ!
飼いはじめの1週間はエサを与えない
金魚すくいの金魚は、ポイで追い回されて弱っています。
持ち帰ってすぐにエサを与えると、ストレスからお腹を壊し、死んでしまうことが多いです!
金魚を持ち帰ってしばらくはエサを与えないようにしましょう。エサを与えない期間は諸説ありますが、私は1週間経ってから与えています。
金魚は1~3週間(これもサイトによって意見が分かれます)何も食べなくても平気なので、食べなかったせいで死んでしまうことはありません!

我が家の場合、エサを与えないようにしてから、金魚が死ぬことはなくなりました。
できればワキンは別の水槽に
金魚すくいの水槽にたくさんいる、シュッとした鯉みたいな金魚。あれ、ワキンという種類です。
ワキンは泳ぎが速く、デメキンなど他の金魚をいじめてしまうことがあります。できれば、水槽を2つ用意したり真ん中で分けたりして、別々に飼うようにしましょう!
また、
- 病気の金魚(白い点やホコリのようなものがついてるやつ。病気がうつるので)
- メダカ(金魚に食べられてしまうから)
も、分けて飼うことをおすすめします!

金魚すくいの屋台が複数あるなら、病気の金魚がいない店でプレイしよう。
金魚すくいのおっちゃんに返したっていい
金魚なんて飼えないよ! っていう人は、金魚を返してしまいましょう!
金魚すくい屋の人に言えば、2つ返事で引き取ってくれます。
ちなみに私、よく金魚返します。金魚すくいしたいけど、家で飼えないので。
もちろん、「そこまでして金魚すくいがしたい」という人は少ないかもしれませんが……
お子さんが「金魚すくいしたい」と言い張ったときなど、返すという手もあることを思い出してください。「飼えないからダメ」と言っている親御さん、よく見かけるので。

あれ、幼児のころを思い出して無性に切なくなるの。
屋台側で、「持ち帰らないなら100円」などというルールを定めている場合もありますよ。
ちなみに、飼えなくなった金魚を川に放してはいけません! 金魚はもともと川に住む魚ではないので、川の生態系を崩してしまうおそれがあります。
飼えるかわからない場合は、きちんと返すようにしましょう。
……って言いつつ、震災直後の引っ越しのとき、どうしようもなくて捨てたことがあります。申し訳ありません。

みなさんはやらないでください。
金魚すくいはコツさえわかれば楽しい。みんなやろう。
はい、金魚すくいのコツ、私からは以上です。
まとめるには情報が多すぎますが……強いて大事な点を挙げるなら、
- ポイ(紙)は、斜めに入れて斜めに出す
- 水中ではポイを地面と平行に動かす
- 水面で口をパクパクさせている、小さい金魚を狙う
- 最初の1週間はエサを与えない。飼えなければ返すのもアリ
という感じです。
コツ(と、マナー)を守って、金魚すくいを楽しんでください!

たこが言うのもなんだけど、ほんま金魚すくい最高。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!