こんちゃーっ、めなたこです。発達障害グレーゾーン&HSP傾向あり、です。

具体的には、
- 聴覚が過敏
- お医者さん2人に「広汎性発達障害の可能性あるかもね~」的なこと言われた
- 言語性IQと動作性IQが30ぐらい違う
- 自閉症マンガ「光とともに…」の光くんの症状、眠いときの私と似てる
- でもADHDの薬(コンサータ)も効く
- しかもHSPテストの項目もかなり当てはまる(ネットでいくつか試してみました)
です。自閉とADHDとHSP、全部併せ持ってると思われる。
発達障害(というか、アスペルガー症候群を含む自閉スペクトラム症)の人は、空気を読むのが苦手だと言われています。逆に、HSPの人は、空気を読みすぎて疲れてしまうとか。
ちょっと待てよ、と思うんです。
どっちもあるんですよ。私。空気を読めないことも、読みすぎて疲れることも。
それについて深く考えた結果、タイトルでもある「発達障害の『空気を読む』とHSPの『空気を読む』は違う説」が浮上してきました。
かなり私の予想(もしかしたら偏見や誤解も)が入っていると思いますが、一人の意見として読んでくれると嬉しいです。
ズボン1週間はくんですけど
ちょっと、まずは実例、いいですか。私が実際に経験したシーンをもとに作った話なんですけど。
あなたには彼氏がいます。デート中、服の話になりました。彼氏が言います。

俺、ズボン3日ぐらい洗わずにはいちゃうんだ。不潔かな……
そのときあなたはこう思います。

私1週間はくんですけど
さあ、彼氏には何といいますか?
HSPの人の場合(予想)
HSPさん:(私1週間はくんですけど……でも、3日で悩んでる人にそんなこと言ったら、引かれるかもしれないな。自分のことは言わずに、励ますだけにしとこ)大丈夫だよ! 私そういうの気にしないし
彼氏:そう? ならいいんだ
自閉スペクトラム症の人の場合(予想)
自閉さん:私1週間はくから大丈夫だよ!
彼氏:えっ⁈
自閉さん:うん、だから3日とか全然気にしないよ!
彼氏:ええー……そうなんだ……
自閉さん:?(もしかして引かれた……?)
HSPかつ自閉スペクトラム症の人の場合(私)
私:私1週間はくから大丈夫だよ!
彼氏:えっ⁈
私:(えっ、今ちょっと引いた? なんでだ? あ、そっか、私のほうが不潔だと思われたのか。やらかした……)あ、真冬ね! 真冬だけ! 全然汗かかないときだけだから! 夏は毎日洗うから(嘘)!
彼氏:お、おう、わかった
「空気を読む」の違い
はい。おわかりいただけたでしょうか。
つまり、私は、
- 自分の発言で相手がどう思うか気づけない(=自閉スペクトラム症の特徴)
- 引かれたことには一瞬で気づく(=HSPの特徴)
というわけなんです。

両方の特徴がちょっとずつある人に届け。こういうのもアリだよって届け。
これってどういうことかというと、
- 自分の発言で相手がどう思うか気づく=相手の「未来」の気持ちを「予測する」ということ
- 引かれたと気づく=相手の「今」の気持ちを「感じ取る」ということ
なんですよ。私、「予測」はできないけど、「感じ取る」ことはできるんです。同じように見えるけど、私にとっては全然違うんです。

天気予報が見られないけど、雨が降ったら匂いでわかる的な。洗濯物を一瞬で取り込めることもあれば、会社で気づいて終業まで憂鬱ってこともある。
「自閉スペクトラム症の人は空気が読めない」というのは、「予測ができない」ということだと思うんですよ。私が空気を無視してしまうとき、それは相手の気持ちを正確に予測できてなかったときだから。
そして、「HSPの人は空気を読みすぎてしまう」というのは、「相手の気持ちをめちゃめちゃ感じ取る」ということだと思います。感じ取るのは、得意ですから。
要するに、同じ「空気を読む」という言葉でも、別のことを表しているんじゃないかと思うんです。

結論! 発達障害の話で出てくる「空気を読む」、とHSPの話で出てくる「空気を読む」は、違う現象だ!
……まあ、サンプル数1なんですけどね。人によっては、「予測はできるけど感じ取ることはできない」ってパターンがあったりするかもしれないし。
それに、「自閉スペクトラム症の人は表情を読み取るのが苦手」とかって話もあります。そうなってくると、「自閉スペクトラム症=感じ取るのも苦手」って話になるわけで。それも含めて「空気が読めない」ってことなのかもしれませんが。

実際、ドラマとか映画で俳優の顔がアップになってるとき、何の表現かわからんもん。
少なくとも私の場合は、「表情を読み取るのが苦手」を「相手の気持ちを感じ取る(画面越しでは難しいみたいだけど)」が上回っているということで、いかがでしょうか。
ちなみに、私の特徴として、
- 自分が経験したことと似た問題を抱えている人を見ると、共感のあまり苦しくてたまらなくなる
→人間ドラマ、青春小説、恋愛小説、気まずい状況がモチーフのコントなどが苦手。出川哲朗さんがザリガニに鼻を挟まれてると、笑うより先に「痛そう……!」って思う - 自分が経験してないことで苦しんでる人を見ても、(申し訳ないけど)何も感じない
→ホラーやパニック映画は苦しくならない。化け物を見たことがないから。出川さんが巨大パチンコで飛ばされてたら面白がると思う
というのもあります。矛盾してるように見えるかもしれないけど、これも「感情の予測ができない。ただし感じ取り始めたらすごく敏感」って考えれば説明がつくかと。

そのせいで、「優しい」とか「冷たい」とか思われることがあるけど、そういうんじゃないんだ。感じ取り方が独特なだけで、特別優しいわけでも冷たいわけでもないよ。
以上、両方併せ持っててどうしたらいいかわからない人や、その周囲の人に届けば嬉しいです。

このページにも似たようなことが書いてあったよ。すごくわかるなーって思った。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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